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プレハブコンパクトハウス

【コンパクト住宅 メリットデメリット】

時代は「コンパクトハウス」へ―そのメリットとデメリット―

大富豪の決断


アメリカの電気自動車メーカーであり再生可能エネルギー会社「テスラ」の創業者イーロン・マスクは、

2021年の役員報酬が66億ドル(約7,300億円)、総資産額は20兆円を超えると言われる大資産家です。


その彼が、折りたたみのプレハブ住宅「コンパクトハウス」に住んでいるということが話題になっています。


『イーロン・マスクも住んでいる?約5万ドルのプレハブ極小住宅「Casita」をのぞいてみた』

https://www.businessinsider.jp/post-240162


boxableコンパクトハウス外観


その大きさはたった35平方メートルほどしかありません。

 

マスク氏は、テスラの他に宇宙開発を行うベンチャー企業「スペースX」を経営しています。

そのスペースXの本社兼打ち上げ基地はテキサス州のボカチカというメキシコ湾沿いの、

周囲数十キロに渡って人がほとんど住んでいない地域にあります。

 

宇宙事業を加速させるために彼自身がテキサスに移住するにあたり、

彼は所有している7軒の家をすべて売り払いました。

そして、Boxabl社のコンパクトハウスに引っ越したのです。

Boxabl社はプレハブのコンパクトハウスを提供しているアメリカのスタートアップ企業で、

マスク氏が住んでいるということもあってか、注文が殺到しているとのこと。


boxableコンパクトハウス間取り boxableコンパクトハウス間取り boxableコンパクトハウスLDK boxableコンパクトハウスbathroom


それまでにマスク氏が住んでいたカリフォルニア・ヒルズボロにある大豪邸には9つのベッドルームと10のバスルームがあったといわれており、それと比べれば相当なサイズダウンですが、マスク氏はそれを非常に気に入っているといいます。

 

マスク氏を惹きつけたコンパクトハウスの良さとは一体何なのでしょうか?

 

コンパクトハウスとは、単なる「小さな家」ではない


コンパクトハウス、という言葉には実は厳密な定義はありません。

日本の住宅はアメリカの住宅に比べればそもそもコンパクトに作られています。

ワンルームマンションなどはその最も良い例でしょう。

都心部には以前から様々な狭小住宅が提供されています。

 

最近価値が見い出されている「コンパクトハウス」は単に小さい家のことを言うのではありません。

 

物理的な小ささはもちろんですが、小さくても便利に使える様々な機能性を備え、

また、デザイン性が高く、住んでいて心地よい空間を提供するもの、

そして小ささや狭さを感じさせず、実際の面積よりも大きく感じる、

そのような家のことを「コンパクトハウス」と呼びます。

 

アメリカには、マスク氏が購入したBoxablをはじめ、いくつかのプレハブメーカーがあります。

また、日本でも、同様にプレハブのコンパクトハウスが発売されるようになりました。


メリット・デメリット


コンパクトハウスのメリット・デメリットはなんなのでしょうか?その特徴についてまとめてみたいと思います。

 

【コンパクトハウスのメリット】


・エネルギー効率が良い

建物を小さくすることで、エネルギー効率を高める事ができます。

小さい空間はそれだけ空調や照明のコントロールを効かせやすくなります。

断熱や空気循環の効率が良くなることは、暖房だけではなく、冷房にもメリットが。

すなわち、夏涼しく、冬暖かい、快適な空間を省エネルギーで手に入れることができます。

 

・工夫された空間効率

省エネルギーなのは、水道光熱だけではありません。

中で暮らす人間にとっても、「必要なものにすぐに手が届く」状態で、家の中をあちこち歩き回る必要がありません。

最近のコンパクトハウスは、内部の造作も考え抜かれており、無駄な導線がなく、本当に使いやすくなっています。

 

・固定資産税

固定資産税はそれを建てる土地と建物の両方にかかります。

敷地面積や床面積が大きいほど、固定資産税の負担は大きくなります。

家が大きければそれだけ大きな敷地が必要になります。

逆に言えば、コンパクトハウスにすることで固定資産税を抑えることができます。

 

浮いたお金で夢を叶える

床面積が小さいと、その分建築費や建築にまつわる諸費用を抑えることが可能になります。


家具なども、大きい家の場合、それに見合った家具を購入しがちですが、コンパクトハウスの場合、作り付けの造作が用意されていることも多く、家具を購入する費用も節約することができます。

住宅費を抑えることで、趣味や旅行に充てたり、将来のための貯金に回すことも可能です。

みやすい家とささやかな夢が叶うかもしれません。

 

・断捨離が進む

コンパクトハウスでは、収納も工夫されています。

居住する人数は主に1人、多くても2人ですが、人数分の収納を確保するために工夫された構造になっています。とはいっても物理的に確保できる空間には上限があります。

逆にいえば、「入りきらないものは捨てる」という判断をすることができ、断捨離が進みます。


断捨離


・清潔で衛生的な生活

家のサイズが小さいということは、それだけ掃除するスペースが小さく済みます。

開かずの間になりがちな納戸が無くなり、家の中の殆どの場所に日常的に手が届きます。

感染症の危険性などが気になる昨今、清潔で衛生的な生活を送るためには、家を清潔で快適に保つことは大切です。

 

一方、デメリットとしては次のようなものが挙げられます。

 

【コンパクトハウスのデメリット】


3人以上で住むには狭い

コンパクトハウスの多くが1人~2人で住むことを前提に作られています。

子どもが複数人いる45人家族などの場合、子どもの成長に伴い個別の部屋を設けたいときに、その手狭さが気になることも。


玄関にたくさんの靴


・プライバシーの問題

コンパクトハウスの間取りとしてワンルームか、仕切りを入れる場合も目線の高さの衝立や家具を置くなどの方法が取られがちです。

2人で住む場合、どうしても相手の存在を常に感じざるを得ません。

自分一人の時間も大切にしたい、という方にはコンパクトハウスの間取りは厳しいかもしれません。

 

・建築基準法の問題

コンパクトハウスは海外の工場で作られたプレハブタイプのものを船便で運んできて設置する、などの方法も可能です。

プレハブ住宅輸入


しかし、設置するにあたっては、日本の建築基準法をクリアする必要があります。

日本で製造販売されているものであっても、建築物として据え置く必要がある以上、建築確認などを取る必要があります。

建築材料も消防法をクリアするものにしなければなりません。

 

・収納の問題

コンパクトハウスでは物理的な制限があることから、収納スペースは限られてきます。

一方で、「見せる収納」にして、うまくインテリアの中に入れることや、ソファーやベッドの下の空間を収納スペースに使うなど、工夫次第で拡大は可能です。

また、スキー・スノボ、ゴルフその他の日々使わないものについてはトランクルームなどを使うことで収納を外部化する工夫で乗り越えられるかもしれません。


理想のコンパクトハウスとは?


このように様々なメリット・デメリットがあるコンパクトハウスですが、理想のコンパクトハウスとはどういったものでしょうか?

 

・都心/駅近のコンパクトハウス

コンパクトハウスがその真価を発揮するのは、やはり建築する土地が限られている都心部や人気の駅近エリアです。

普通の一軒家は建てられない狭小面積の土地は、安い価格で販売されることがあります。

そういった土地を入手し、コンパクトハウスを建築することで、職住遊接近の快適な住環境を手に入れることが出来るのです。

 

・郊外のコンパクトハウス

イーロン・マスクが建てたテキサス州ボカチカほどではなくとも、郊外に家を建てる選択肢として検討するのも良いでしょう。

郊外は土地が安く、建築費の安いコンパクトハウスと組み合わせれば、驚くほどの低予算で「自分の城」を持つことが出来るかもしれません。

しかも“広い庭とコンパクトハウス”という合理的な選択もでき、トータルコストを抑えながら、おしゃれで快適な別荘として建築することもできます。

 

・コンパクトハウスを2つ持つ

コンパクトハウスには「プライバシーがない」「収納が少ない」といったデメリットがあります。

それを解決できるかもしれないのがこの「デュアル・コンパクトハウス」。

一人にひとつコンパクトハウスを用意することで、一人の空間と収納スペースを確保します。

一緒に居たい時には互いの家に訪問する形を取ることで新鮮な感覚があります。

建築費と必要な面積の小さいコンパクトハウスだからこそ「別宅のある生活」が実現できます。


DUPレジデンスは「ちょうどいい」サイズ


コンパクトハウスのメリットは無駄なスペースが無く、効率的な空間活用ができること。

エネルギー消費や税金その他の費用などの面でもメリットがあることがわかりました。

一方、狭いことによるプライバシーや収納スペース不足などのデメリットもあります。

 

DUPレジデンスは戸建てとマンションのイイとこどりをしたコンパクトハウス。


23人なら手狭さを感じさせない「ちょうどいい広さ」であることに加え、二重壁構造で外の音も気になることはありません。

DUPレジデンスナゴヤドーム前矢田LDK DUPレジデンス小幡IV LDK DUPレジデンス小幡緑地キッチン


また、戸建てと同様に部屋はしっかりと区切られていますので、プライバシーを確保することや、家族の成長に合わせて間取りを変更することも可能です。


もちろん、工法は通常の一戸建てと同様で、地震にも強い2×4工法で安心安全です。


一方で、そのコンパクトさを生かして、駅近の便利な立地を実現可能。

優れた立地と機能的な間取りは、誰にとっても「ちょうどいい」もの。

借り手や買い手がすぐに見つかるので、もし将来、住み替えをするときにも柔軟に考えることができます。

まさに住んでも、貸しても、売ってもいい、資産価値のある物件といえるでしょう。

 

コンパクトハウスにご興味のある方は、

このDUPレジデンスの「ちょうどいい」感じをぜひご体験してみてはいかがでしょうか?


▼▼▼DUPレジデンス物件情報はこちらから

https://www.dup-m.jp/info.php


●この記事を書いたのは…
DUPレジデンスライフスタイルコーディネーター
横井 彩織

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